FXを始めたばかりの人にとって、「レバレッジって何?」「どうすれば損を減らせるの?」など、疑問は尽きませんよね。専門用語やチャートの見方に不安を感じ、「自分には難しいかも…」と躊躇する方も多いはずです。
この記事では「FXあるあるの質問」をカンタンにたった5分でポイントがつかめるように初心者でもわかりやすく解説していきます。
初めての一歩を踏み出すためのヒントとして、気楽に読んでみてください。
FX初心者によくあるQ&A
FX初心者のよくあるQ&Aについて紹介します。Q&Aを知ることで、取引の不安を解消できる可能性があります。5つのQ&Aをひとつひとつ確認して、FXを始めてみましょう。
投資金額はいくらから始めたらいい?
FX初心者の方は、余裕資金の範囲内で1000円〜1万円くらいで始めるのが良いと思います。
最初に稼げる金額が小さくとも、勝率が上がれば取引量を増やして大きな利益が狙えるようになります。はじめは少額で稼ぐ方法ではなく、「大きく負けない・取引を続けられる方法」を探るのがおすすめです。
資金ごとの取引可能金額はこちら
| 資金 | レバレッジ1倍 | レバレッジ5倍 | レバレッジ10倍 | レバレッジ25倍 |
|---|---|---|---|---|
| 1000円 | 1000円 | 5000円 | 1万円 | 2万5000円 |
| 3000円 | 3000円 | 1万5000円 | 3万円 | 7万5000円 |
| 5000円 | 5000円 | 2万5000円 | 5万円 | 12万5000円 |
| 1万円 | 1万円 | 5万円 | 10万円 | 25万円 |
最初はできるだけ少ない金額から始めるのがおすすめです。
最低取引単位が1000通貨以下のFX会社であれば、1万円以下で取引を始められます。まずは、少額資金で取引を始めて、経験を積んでから投資金額を増やしていくようにしましょう。
初心者におすすめの通貨ペアは何?
初心者の方は取引量の多い通貨ペアがおすすめです。
FXで取引量が多く一般的に情報を得やすいとされる通貨ペアは、以下の通りです。
米ドル/円
ユーロ/円
ユーロ/米ドル
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
米ドル/円
日本国内のFX取引における米ドル/円の取引金額のシェアは、89.2%を占めます。(2024年11月時点)
国内のFX取引で最も流動性が高く、情報を得やすいため、初心者でも取り組みやすい通貨ペアといえます。
米ドル/円の価格が高ければドル高円安、低ければ円高ドル安です。
「米ドル/日本円(USD/JPY)のリアルタイムレート)のリアルタイムレート」についてはこちらで確認できます。
ユーロ/円
日本国内のFX取引におけるユーロ/円は、米ドル/円に次いで2番目に多く取引されている通貨ペアです。
国内での取引量のシェアは2.8%(2024年11月時点)で、米ドル/円ほどではないものの、その他の通貨ペアと比べ流動性が高く、価格が安定しやすい傾向があります。
「ユーロ/日本円(EUR/JPY)のリアルタイムレート)」についてはこちらで確認できます。
ユーロ/米ドル
ユーロ/米ドルのシェアは1.7%です(2024年11月時点)。
その一方、世界の通貨取引で最も流動性が高い通貨ペアであり、2022年時点で23%のシェアを誇ります。
世界での取引量が多い分価格も安定傾向のため、FX初心者が取り組みやすい通貨ペアの一つといえます。
「ユーロ/米ドル(EUR/USD)のリアルタイムレート」についてはこちらで確認できます。
メジャー通貨で取引量・流通量が多いため、新興国通貨ほど値動きが激しくありません。したがって、FX初心者におすすめの通貨ペアといえます。
FXの勉強方法はある?
FXの勉強方法には、本やWebサイト、動画、セミナーなどがあります。本は1冊あたり約1000〜2000円かかりますが、有名なトレーダーやアナリストのノウハウなどを学べてコスパが良いです。
コンテンツは基本的に無料(一部有料もあり)で勉強できるので、複数の勉強方法を組み合わせて知識やノウハウを学びましょう。
ここからは初心者がFXを基礎から学べる勉強方法を3つ紹介します。
本やサイトで勉強する
YouTubeなどの動画で勉強する
セミナーを受講して勉強する
詳しく見ていきます。
本やサイトで勉強する
本は必要な情報が1冊に収まっているので、入門書をひとつ持っておくのがおすすめです。
トレードするときに手元に置いて、わからないことがあればすぐに調べられるようにしておきましょう。
YouTubeなどの動画で勉強する
YouTubeなどの動画で勉強するなら、初心者向けのやさしい解説があるチャンネルがオススメです。
FXメガバンク- 投資講座
初心者のFX勉強法を基礎から丁寧に解説
両学長 リベラルアーツ大学
超初心者がFXをするためのを基礎を丁寧に解説
Dan Takahashi – PostPrime
直近の国内・海外情勢を毎日紹介してくれるチャンネル
他にも有益な動画はたくさんあるので気になった方はぜひ、YouTubeで探してみてください。
セミナーを受講して勉強する
セミナーを受けて勉強する方法もあります。
有識者から直接学ぶことができ、質疑応答ですぐに疑問を解決できるので、ひとりで学ぶより正しい知識が効率的に身につきます。
FX会社など定期的にセミナーを開いているので、無料で信頼できる情報を得られます。
自分にあった勉強法を実践してみてくださいね。
FXと株の違いは何?
資産形成のために投資を始める場合、株式投資がよくFXと比較されることが多いでしょう。
| 種類 | メリット | デメリット | 向いている人 |
| FX | レバレッジにより少額の資金で大きな金額の取引が可能 | 値動きの予想が難しく、ロスカットのリスクがある | 少ない資金で信用取引以上のレバレッジをかけて投資したい人 |
| 株式投資 | 値上がり益に加えて、配当金・株主優待が期待できる ※信用取引では証拠金の最大約3.3倍のレバレッジをかけることも可能です | 投資銘柄の選択肢が多く、選ぶのが難しい | 株式市場の動きや企業業績を分析できる人 |
FXは米ドル/円などの通貨ペアに投資するのに対し、株式投資では上場企業の株式に投資します。上場株式は証券取引所で取引されており、証券会社で口座開設すると売買できます。
株式投資は、購入時より株価が上昇したタイミングで売却すれば値上がり益を得られます。銘柄によっては、保有中に配当金や株主優待を受け取れるのも魅力です。現物取引(レバレッジ1倍)が基本ですが、信用取引を活用すればレバレッジ最大約3.3倍で取引可能で、売りから始める空売りもできます。
FXは各国の金融政策や経済指標の影響を受けやすいのに対し、株式投資は企業業績や株価指標の影響を受けやすいのも違いです。
詳しくはこちらの記事もご覧ください
FXと株の違いは?FXで資産1億円を築いた私がそれぞれのメリットデメリットを比較してみた – ちょいトレFX
どこでFXをするのがお得なの?
初心者がFXを始めるなら、低コストかつ少額で様々な取引を試せる経験を積みやすいFX口座がおすすめ。FXでは、「経験を積み重ねて稼ぎやすい相場を待つこと」が重要です。
FX口座を作るときにはスプレッドが狭いFX会社を選びましょう。
そもそも、国内のFX会社はスプレッドをそもそも狭く設定している傾向にあります。
そのため、業界全体のスプレッド相場と同じかそれより狭い水準のFX口座であれば、取引するうえでコストが気になることは少ないといえるでしょう。
スプレッドについての記事はこちら
まとめ
FXは難しいイメージがありますが、初心者がつまずくポイントは意外とみんな同じです。
今回紹介した「あるある質問」を理解するだけでも、取引への不安はグッと少なくなるでしょう。
大切なのは、焦らずに基礎をおさえ、少額から実践しながら慣れていきましょう。


